市販の洗浄スプレーを、すすめない理由|沖縄のエアコン図鑑⑭
2026.08.31 0
市販のエアコン洗浄スプレーをすすめない理由を解説(住まい119・沖縄)

こんにちは。住まい119の富村です。第14回は、よく聞かれる質問です。

「市販のエアコン洗浄スプレーって、どうですか?」

私たちは、あまりおすすめしていません。商売のためではなく、実際に困った状態を何度も見てきたからです。理由を3つ書きます。

理由① 洗剤を流し切れない

洗浄というのは、汚れを浮かせて流し切るまでが一つの作業です。

私たちが分解洗浄をするときは、洗剤を当てたあとに大量の水で流します。受け皿と袋で全部受けて、汚水として回収します。

スプレーは、この「流す」ができません。吹きかけて終わりです。すると洗剤の成分が内部に残る。

残った成分はベタつくので、そこにホコリが吸い寄せられます。結果として、使う前より汚れやすくなることがあります。

スプレーは洗剤を流し切れず内部に残ることを示す図

理由② 電装部にかかると壊れる

エアコンの内部には基板やモーターがあります。ここに水分がかかると、その場では動いていても、しばらくして不具合が出ることがあります。

私たちが作業するときは、まず電装部にビニールを巻いて養生してから洗浄に入ります。それくらい気を使う場所です。

スプレーは、狙った場所以外にも飛びます。缶を持って吹くだけなので、どこにかかったかを確認する手段もありません。

「スプレーを使ってから動かなくなった」という相談を受けたことがありますが、こうなると洗浄の話ではなくなります。

電装部を養生してから洗浄する作業と、無防備にスプレーする違いの図

理由③ 届く範囲が浅い

臭いの元は、送風ファンの羽根にこびりついた層です。ここは吹き出し口から見えても、缶のノズルからは届きません。

届くのは、手前のフィンの表面まで。そこが少しきれいになるので「効いた気がする」のですが、原因のある場所には触れていないことが多い。

だから、しばらくすると臭いが戻ってきます。

スプレー自体が悪い製品だと言いたいわけではありません。できることの範囲が限られている、というだけの話です。

スプレーが届く範囲と臭いの元がある場所のずれを示す図

では、何をすればいいか

ご家庭ではフィルター掃除まで。そして冷房を止める前に送風か内部クリーンを回して乾かす。この2つで十分です。

そのうえで、1年に1回、中を見る。それが結局いちばん安上がりだと思っています。料金は料金表に、よくある不安はよくある質問にまとめました。

ここまででエアコン編は一区切りです。次回からは洗濯機に入ります。

ご相談はお問い合わせフォームから。住まい119はご予約制です。ご希望日をお伺いしたあと、担当より折り返しご連絡し、ご相談のうえで日時を確定します。料金は料金表、当日の流れは作業の流れをご覧ください。

分解したエアコンの内部を高圧洗浄している作業の様子

前回:フィルター掃除の正しいやり方(図鑑⑬)
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(文責:住まい119 エアコンクリーニング事業部 責任者 富村達也)

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