ノクリアと、熱交換器を温める発想|沖縄のエアコン図鑑⑧
2026.08.25 0
富士通ゼネラル・ノクリアをクリーニングの視点から解説(住まい119・沖縄)

こんにちは。住まい119の富村です。第8回は富士通ゼネラルのノクリアです。

ここには熱交換器を温めるという、日立の凍結洗浄とは逆向きのアプローチがあります。

冷やすのではなく、温めて乾かす

カビは湿ったところで育ちます。だったら運転のあとに内部を温めて、湿気を飛ばしてしまおう。そういう考え方です。

凍らせて流す日立とは真逆ですが、狙っているところは同じ「内部を汚さない」です。アプローチが違うだけで、どちらも理にかなっています。

沖縄のように湿度が高い土地では、乾かす方向の機能はありがたい。運転を止めたあとに内部が濡れたままになる時間が、確実に短くなります。

運転後に内部を温めて湿気を飛ばす仕組みの図

それでも溜まるものは溜まる

乾かす機能は、カビが育つ条件のうち「水分」を減らします。でもホコリのほうは減りません

ホコリは空気と一緒に必ず入ってきます。フィルターで大きいものは止まりますが、細かいものは通り抜けて、送風ファンの羽根に静かに積もっていきます。

乾いたホコリなら臭いは出にくいのですが、湿気の多い日が続けばそこが湿ります。沖縄で「乾かす機能があるのに臭う」となるのは、たいていこのパターンです。

カビの条件のうち水分は減らせてもホコリは溜まり続けることを示す図

「除菌」と「洗浄」を分けて考える

この回で覚えて帰ってほしいのは、この2つの違いです。

除菌は、そこにいる菌を減らすこと。洗浄は、こびりついた層そのものを取り除くこと。

汚れの層が残っていれば、そこはまた菌の住処になります。だから順番としては、洗ってから除菌の機能を使うのがいちばん効きます。

逆に言えば、機能が付いているからといって洗わなくていいわけではない。図鑑を通してずっと同じことを言っていますが、いちばん大事なところなので繰り返します。

除菌と洗浄の役割の違いを示す図

機種えらびの相談も受けています

「次に買うならどれがいいですか」と聞かれることがあります。正直、どのメーカーにも良いところがあって、決定的な差はありません。

強いて言えば、お掃除機能が本当に必要かどうかを先に考えたほうがいいです。フィルター掃除を自分でできる方なら、標準タイプのほうが本体も安く、クリーニング代も抑えられます。

次回は三菱重工、ビーバーエアコンです。

ご相談はお問い合わせフォームから。住まい119はご予約制です。ご希望日をお伺いしたあと、担当より折り返しご連絡し、ご相談のうえで日時を確定します。料金は料金表、当日の流れは作業の流れをご覧ください。

分解したエアコンの内部を高圧洗浄している作業の様子

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(文責:住まい119 エアコンクリーニング事業部 責任者 富村達也)

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