
こんにちは。住まい119の富村です。第8回は富士通ゼネラルのノクリアです。
ここには熱交換器を温めるという、日立の凍結洗浄とは逆向きのアプローチがあります。
冷やすのではなく、温めて乾かす
カビは湿ったところで育ちます。だったら運転のあとに内部を温めて、湿気を飛ばしてしまおう。そういう考え方です。
凍らせて流す日立とは真逆ですが、狙っているところは同じ「内部を汚さない」です。アプローチが違うだけで、どちらも理にかなっています。
沖縄のように湿度が高い土地では、乾かす方向の機能はありがたい。運転を止めたあとに内部が濡れたままになる時間が、確実に短くなります。

それでも溜まるものは溜まる
乾かす機能は、カビが育つ条件のうち「水分」を減らします。でもホコリのほうは減りません。
ホコリは空気と一緒に必ず入ってきます。フィルターで大きいものは止まりますが、細かいものは通り抜けて、送風ファンの羽根に静かに積もっていきます。
乾いたホコリなら臭いは出にくいのですが、湿気の多い日が続けばそこが湿ります。沖縄で「乾かす機能があるのに臭う」となるのは、たいていこのパターンです。

「除菌」と「洗浄」を分けて考える
この回で覚えて帰ってほしいのは、この2つの違いです。
除菌は、そこにいる菌を減らすこと。洗浄は、こびりついた層そのものを取り除くこと。
汚れの層が残っていれば、そこはまた菌の住処になります。だから順番としては、洗ってから除菌の機能を使うのがいちばん効きます。
逆に言えば、機能が付いているからといって洗わなくていいわけではない。図鑑を通してずっと同じことを言っていますが、いちばん大事なところなので繰り返します。

機種えらびの相談も受けています
「次に買うならどれがいいですか」と聞かれることがあります。正直、どのメーカーにも良いところがあって、決定的な差はありません。
強いて言えば、お掃除機能が本当に必要かどうかを先に考えたほうがいいです。フィルター掃除を自分でできる方なら、標準タイプのほうが本体も安く、クリーニング代も抑えられます。
次回は三菱重工、ビーバーエアコンです。
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(文責:住まい119 エアコンクリーニング事業部 責任者 富村達也)
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