霧ヶ峰のムーブアイと、内部のつくり|沖縄のエアコン図鑑④
2026.08.21 0
三菱電機・霧ヶ峰のエアコンをクリーニングの視点から解説(住まい119・沖縄)

こんにちは。住まい119の富村です。第4回は三菱電機の霧ヶ峰です。

名前を知らない人がいないくらい長く続いているシリーズで、沖縄のお宅でもよく見ます。

ムーブアイは「部屋を見ている」センサー

霧ヶ峰といえばムーブアイです。赤外線で部屋の温度分布を見て、人がいる場所や床の温度に合わせて風を送る、という考え方の仕組みです。

掃除の面で関係してくるのは、センサーの小窓にホコリが積もると、見え方が鈍るということ。

ここは分解しなくても、やわらかい布で軽く拭くだけで済みます。強くこすったり、洗剤を付けたりはしないでください。樹脂が曇ると元に戻せません。

センサーの小窓をやわらかい布で軽く拭くという手入れの図

フィンのコーティングは、あくまで補助

熱交換器のフィンに、水をはじく/なじませるといった加工がされている機種があります。狙いは、結露した水と一緒に汚れを流すことです。

考え方としては理にかなっています。実際、加工のある機種は表面のフィンがきれいなことが多い。

ただ、フィンの表面と、その奥の送風ファンは別です。ファンは結露水が流れる場所ではないので、加工の恩恵がほとんど届きません。

「フィンはきれいなのに、風だけ臭う」という機種は、たいていファン側が原因です。

フィンは水で流れるが送風ファンには水が流れないことを示す断面図

つくりが素直で、洗いやすい機種が多い

これは完全に現場の実感なので、そのつもりで読んでください。

霧ヶ峰は、標準タイプなら分解の手順が素直な機種が多いと感じています。カバーとルーバーを外すと、洗いたい場所にわりとまっすぐ辿り着ける。

その代わり、お掃除機能の付いた上位機種は、ほかのメーカーと同じくらいの工程になります。ここは「メーカーの差」というより「お掃除機能の有無の差」です。

年式が古いものは、ツメが硬くなっていて割れやすくなります。無理はせず、状態を見て判断しています。

標準タイプとお掃除機能付きで分解の工程数が変わることを示す図

長く使う前提の話

霧ヶ峰に限らず、エアコンは10年前後で部品の供給が終わっていきます。

洗って気持ちよく使えるなら洗う。でも、そもそもガスが抜けている、基板が弱っている、という場合は、洗ってもお金がもったいない。そういうときは正直にお伝えします。

名護市など北部のお宅は日程に余裕をいただいていますが、まとめてのご相談なら調整しやすいです。

次回は日立、白くまくんの「凍結洗浄」を取り上げます。

ご相談はお問い合わせフォームから。住まい119はご予約制です。ご希望日をお伺いしたあと、担当より折り返しご連絡し、ご相談のうえで日時を確定します。料金は料金表、当日の流れは作業の流れをご覧ください。

分解したエアコンの熱交換器と送風ファンを高圧洗浄している作業の様子

前回:パナソニックのエアコン(図鑑③)
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(文責:住まい119 エアコンクリーニング事業部 責任者 富村達也)

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